早いもので、クリニックを開院してもう1週間がたちました。
当院を訪問された方はすでに気づいているかもしれませんが、当クリニックには沖縄の守り神である“シーサー”がいます。
“シーサー”は琉球王府の守護獣であり、魔除けとして屋根や門柱に凛々しく乗っている姿(屋根の獅子)を想像できる方も多いと思います。魔除けとは言ってもそのユニークな表情には愛着さえ湧いてきます。
なかでも“漆喰シーサー”は赤瓦が飛ばないように接着する漆喰と赤瓦をうまく用いて作られています。沖縄出身の私にとっては見慣れた風景なのですが、大牟田育ちの妻にはかなり刺激的であったようで、赤瓦とシーサーの組み合わせが気に入ってしまい、いつか家を建てる際にはこのシーサーをと考えていたようです。
我々はこれからもマンション暮らしで、将来は家を建てることもないだろうと諦めていました。ところが、今回クリニックを開院する運びとになったため、かねてから気に入っていた“シーサー”を我がクリニックにお迎えすることにしたのです!
そうした中で那覇に住まれている『屋根瓦左官四代目大城孝仁さん』と出会い、クリニックの入り口の屋根(ひさし)とカウンターに『おおしろ脳神経外科』独自の漆喰シーサーを作っていただくことにしました。このシーサーには首里城に使われていた屋根瓦と同じものを使って作成していただきました。
(Coralway 2018年若水号より)
これからはこのシーサーたちが地域の皆さんの守り神として気にいってもらい、皆さんの健康とクリニックの未来を見守ってくれることを切に願っています。
是非、建物入り口の屋根(ひさし)とカウンターで出迎えてくれるシーサーを見に来てください。